長年培われてきた日本の建築技術は、旅館ではいまも様々なところに見ることができます。 住宅の更新が進み、日常では見ることのない部分も多いでしょう。 そして、旅館でしか登場しない単語もあります。 ここでは、動画や写真に登場するたくさんの専門用語を解説します。
<あげさげまど>
窓を上下に動かして開ける窓。ほとんどは洋風の部屋にある。
<あじろ>
薄い木の板を荒く編んだもの。 なかでも写真は亀甲網代と呼ばれる珍しいものである。 120度ずつ交えて六角形の模様を作り出したもの。床の間の天井でたまに見られる。
<あまど>
雨を防ぐための板戸。ごく稀に、ガラス戸や障子がなく雨戸だけの建物が残っている。原始的な鍵がついていることが多い。
<いたど>
木の板でできた扉。
<いたのま>
木の板でできた床をもつ部屋。足の裏で木の材質を感じることができる。
<えんがわ>
和室から見て庭側にある、通路の様な部分。ガラス戸がなかった頃は雨で濡れることも多かったため、外側に傾斜していることがある。畳敷きの場合もある。
<おにがわら>
瓦屋根の稜線の両端にある、大きくて兜のような形をした部分。シルクロードを伝って、奈良時代から厄除けとして取り付けられるようになったという。
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