民宿<みんしゅく>「民宿」とは、小規模で和風の宿を指すことが多い用語です。おおまかに和風で5部屋以下のものを分類しています。 家庭的なサービスを売りにしていることも多く、宿主や地域に近づけるかもしれません。 少々古臭いイメージがついてしまったためか、新たに民宿と名乗る宿は減っています。現在はゲストハウスに座を奪われつつありますが、なくなることはないでしょう。
木造<もくぞう>木材を使った建築は、地震の多い日本で独自の発達を遂げてきました。粘りがあると強いのです。古い木材は不安なように思えますが、伐採されて300年前後が最も固いともいわれています。しっかりと手入れをしていれば、木造建築でも長い間持たせることができます。 ときやどに登録されている建物はほとんど木造ですが、3階建てはたくさんあっても、4階建てはグッと少なくなります。
木筋コンクリート造<もっきんこんくりーとぞう>木筋コンクリートとは、コンクリートの躯体に木を入れた構法です。強度が低いのに対して木材は高価なため、普及することはありませんでした。ただし大正期の日本では、漆喰の代わる新しい材料としてコンクリートやモルタルを塗った建物が一定数造られたらしく、鉄筋コンクリートの思想とは異なる背景があるようです。
木骨石造<もっこつせきぞう>明治期に西洋風の石造建築を作るにあたって、地震の多い日本では様々な工夫がされてきました。 積み上げた石がずれないように柱をはさみ、地震にも強い石造建築を実現しました。 防火性、遮熱性も高く、北海道では積極的に用いられていました。いわば土蔵造の洋風版です。しかし、大正期になってモルタルやコンクリートが普及すると一気に廃れ、その座は鉄筋コンクリート造にとってかわられました。ときやどでは4棟を登録しましたが、すべて箱根にあります。